【次の時代のNFT】知って得する!
SBT (ソウルバウンドトークン)
※最初に最初にNFTとは、簡単に説明するとインターネットの世界でブロックチェーン技術を使い、コピーができない一点もの作り出す、それがNFTです。
「暗号資産(仮想通貨)次世代のトレンドとしてSBTが注目される」
みなさんの中には、すでに何らかのプロジェクトのNFTをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
そんな中、今までにない新しいNFTが誕生しました!
それが「SBT ソウルバウンドトークン(Soulbound Token)」です。
これから、SBTという言葉は今後よく耳にすると思うので、
今のうちに知っておいて、損はありません
このSBT(ソウルバウンドトークン)というのは、売買できないNFT
つまり、
売ったり、買ったり、交換したりしないんです。
マーケットでの売買や他人への譲渡ができないという特徴を持ったNFTになります。
このSBTについて、誕生の背景と押さえておきたい
ポイントを解説していきますね。
また、SBT(ソウルバウンドトークン)は仮想通貨の次のトレンドと言われています。
その理由には、これからご説明する背景と特徴があります。
SBT(ソウルバウンドトークン)考案の背景
SBTはイーサリアムの創設者、ヴィタリック・ブテリン氏が
2022年5月11日に発表した論文で明らかになった非譲渡性トークンのことです。
非譲渡性トークンとは、通常のNFTと異なりマーケットでの
売買や他人への譲渡ができないNFTのこと。
またソウルバウンドトークンは直訳すると「魂に結びついたトークン」、つまり一度自分のウォレットに入れたら他に転送できない、ウォレットと離れられない結びついたトークンを意味します。
SBTが考案された背景について、3点の理由があります。
- 「ブロックチェーンの仕組みを活用したい」
- 「ウォレットを外部の攻撃から守りたい」
- 「ウォレットの管理を有効的にしたい」
1つずつ解説していきますね。
「ブロックチェーンの仕組みを活用したい」
そもそもブロックチェーンは非中央集権、つまりどこか一つが権力を持っているのではなく、
分散してみんなで管理していこうという仕組みが前提になっています。
例えば自分のウォレットからどこか取引所や他人のウォレットにコインを送金すると、その履歴はネットワークにつながっている誰もが確認でき、また送金履歴やアドレスからウォレットの中身を知ることもできます。
ブロックチェーンの世界では送金履歴やNFTの保有者といった情報を誰もが知ることができ、不正ができないというのが大きな特徴でした。
しかし自分の名前を知られることがないとは言え、誰もが自分のウォレットの中身を見ることができるのは気持ちのいいものではないですよね。
ある程度のプライバシーは守ってほしいと考える人もいるかもしれません。
そこでこのSBTは、ブロックチェーンの非中央集権としてのメリットを、個人情報管理に上手く活かすことです。
「ウォレットを外部の攻撃から守りたい」
また前述の通り、ブロックチェーンは個人情報が分からなくてもウォレットの資産が見えてしまう。コインやNFTが盗まれるというリスクがあります。
「※シークレットリカバリフレーズや秘密鍵を正しく管理していれば盗まれる心配はありません」
「ウォレットの管理を有効的にしたい」
さらにウォレットは基本的に個人で管理するものであり、
シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵をなくしてしまうとログインできなくなり、資産が取り出せなくなってしまいます。
このような盗難リスクや復元の利便性を考慮する開発が進められています。
※この2つは絶対人に教えてはダメですよ!!
シークレットリカバリーフレーズ
秘密鍵
SBTで押さえておきたい3つの特徴!
SBTにはさまざまな特徴がありますが、今回は次の3点に絞って解説します。
- 何らかの証明ができる
- 公開する情報を選択できる
- コミュニティリカバリー
何らかの証明ができる
実世界で言うところの履歴書のようなものです。
履歴書には保有する資格や免許証、ボランティアの参加証明書など、自分の経歴が分かることが書かれていますが、これらのデジタルの世界で証明できるのがSBTです。
自分の経歴は他人から買うことができませんから、自分の活動がSBTとして貯まってくる
と、必然的にウォレットが自分の実績を示すものになります。
つまり実社会だけでなくネットワーク上に信頼を作っていくイメージです。
また、SBTが入ったウォレットは「ソウル(魂)」と呼ばれています。
「ソウル」は持ち主がBot(ロボットや機械)でなく人間であることや、ウォレットの中身が空っぽの複数アカウントではないことを証明できるものとなります。
さらにこの「ソウル」はどんなコミュニティに入っていて、どんな特性を持っているかが分かるようになるため、ネットワーク上での信頼を高めていくことが可能です。
ゆくゆくはSBTで自分の経歴を証明し、
信用が高ければ実社会のようにローンを組んだり、
クレジットカードが作れたりということにも活用できるかもしれません。
「公開する情報を選択できる」
不用意にプライバシー情報を公開するリスクを下げることができるものです。
例えば年齢確認で免許証を提示すると、年齢だけでなく住所なども公開していることになります。
もし免許証SBTがあれば、年齢確認に必要な情報だけを公開し、
他のプライバシー情報は非公開にすることができます。
個人情報に厳しい世の中ですから、このような仕組みは大きな安心材料となるでしょう。
「コミュニティリカバリー」
企業であれば個人情報をもとにウォレットを復活させることができますが、
Web3.0(分散型)だとそれは不可能だとされています。
それでは不便すぎるということで、企業の役割をコミュニティでできるようにしたものです。
これはあらかじめ設定した親族やコミュニティのメンバーに、
本人だと認められればトークンやウォレットを復活できる仕組みです。
まとめ
このようにSBTはNFTと実社会を近づけることを念頭に、ネットワーク上で自分の存在を示して信頼を作りつつ、プライバシー情報はしっかりと守ることを目指しています。
なお、SBTの概念を提唱したヴィタリック・ブテリン氏は「2022年中にSBTが利用可能になる」と話しています。
また「暗号資産(仮想通貨)次世代のトレンドとしてSBTが注目される」強調しています。
これから、SBTは将来どのようになっていくのか、まだまだこれからですが
今後がとても楽しみです。